平成25年11月に国立大学法人 筑波大学が、日本バナナ輸入組合からの受託研究として実施された研究結果の発表がありました。
研究結果として、バナナに含まれている成分がスギ花粉アレルギー症状の悪化やくしゃみ、鼻水などを抑える効果があると、花粉症に悩まされている方たちには朗報の結果が出たそうです。
バナナを食べれば花粉症が予防改善されるのであれば是非食べたい!
でも、どうやって食べればいいか、なぜ効果があるかは気になるところです。
そんな、気になるバナナの効果をまとめて見ました。
バナナの栄養や効果は?
バナナを毎日食べると、スギ花粉アレルギーを抑制できるそうです。
バナナの歴史は古く、古来は薬用飲料として用いられていました。
詳しい成分は割愛しますが、花粉症で注目したいバナナの効果としては、
- ポリフェノールなどの抗酸化物質の作用(アンチエイジング)
- オイゲノール(免疫反応を調整する作用)
- 抗炎症作用
- 抗アレルギー作用
などを発揮する効果が期待できるスーパー食物として注目を浴びています。
昔から、病中病後にバナナを食べなさいと言われているのは、
バナナに含まれている糖質は、ブドウ糖、果糖、ショ糖、デンプン等が多様に
含まれており、この多様に含まれている糖質は、体内に吸収される速度が異なるので、
徐々にエネルギーへと変わるので、スタミナが長時間続きます。
また、消化も大変良い食べ物です。
- スキー場のレストランでバナナが売られていたり、
- マラソン選手が競技中に食べながら走っていたり、
- 登山の中に疲れを感じた時に食べたりするのは、
バナナに含まれる糖質がスポーツとの相性が良いと証明されている為です。
「疲れた時には、バナナをくえ!」
とは、とても理にかなっている事なのです。
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花粉症対策として、バナナはどの位食べれば良い?
花粉症予防と改善の為にバナナを食べる量は、
毎日、バナナ200g(約2本)
を食べる事によって、スギ花粉飛散前(1月下旬)、飛散開始直後(2月下旬)、
大量飛散時期(3月下旬)の3回に問診と血液検査を行い、
アレルギーテストを行った結果、スギ花粉アレルギー症状の悪化やくしゃみ、
鼻水などを制御出来る結果が出ているそうです。
その中でも、35歳以下の男性には著明に制御されたとの報告があり、
対象の男性には朗報ですが、女性に対しても効果的には期待できる様です。
気分が悪くなる様な薬に頼る前に、バナナを毎日2本食べるだけで
花粉症が改善できるなら是非実践してみる価値はあるのでは無いのでしょうか。
バナナがスギ花粉症を抑えるメカニズムは?
「すごいぞ!バナナ!!」
と紹介した、花粉症予防・改善に有効なバナナですが、
発表があったのは、臨床試験結果の報告(マウス・人体)の結果報告であり、
スギ花粉症患者の悪化をバナナを毎日食べることによって制御出来た報告ですので、
実際に花粉症予防に効いている成分などのメカニズムや、
より効果的なバナナの摂取方法などの結果は、
これからの研究により明らかにされて行くそうです。
なんだか、今は民間療法の様に思えるとは思いますが、
分析をしながらの検証結果による成果として花粉症予防に効果がある報告は
注目に値する研究報告だと思います。
今は、一年中バナナを手軽に購入出来るので、
実践をしてみて効果が出たなら、糖度の高い少し値段のはったバナナでも、
安いと思える日もそう遠くは無いのかも知れませんね。