自分の周りの臭いは、慣れて嗅覚がマヒしてしまい、分からないものです。
ですが、スメハラとは誰もが加害者になる可能性を秘めているハラスメントと言われています。
周りの人に「クサイ」と思われているのは、実は体臭だけではなく、その他の原因も多く取り上げられています。
あなたが良かれと思ってしている事が実はスメハラに該当するかも知れません。
スメハラとは?その意味はなに?
スメハラとは、スメルハラスメントの略です。
スメル→におい、かおり
ハラスメント→嫌がらせ、いじめ
と言う事から、ニオイによって周りの人に不快感を与える事を指しています。
最近では、男性よりも、女性の加害者が気付かずに増えているそうで、
周りの人(被害者)もデリケートな問題のため、黙認して我慢している人が多く
被害者の主観的なものも加味するので、解決が難しい問題とされています。
スメハラの原因はなに?
スメハラの原因は多岐に渡ります。
その中でも、男女共に多く取り上げられているものを紹介します。
口臭
喫煙やニンニク等のニオイのキツイものに関しては自覚症状があり、
ガムやマウスウォッシュ等で対策をされる方が多いのですが、
口臭は自覚症状のない慢性的なケースも様々あり、
その代表的なものは、虫歯や歯周病が原因である場合や、
内蔵疾患などの原因である場合などがあります。
夜寝る前にシッカリと口内のケアを行っているにも関わらず、
朝起きた時に、自分の口臭がきになるようでしたら、
病的口臭の可能性も考慮して専門医に診察して貰う事をおすすめします。
体臭
加齢臭などのあぶら臭い臭いは脂漏性皮膚炎が原因であったり、
甘酸っぱい臭いは糖尿病が原因だったり、ワキガ体質で緊張すると
臭いを発してしまうなどの、病気などが原因で臭う場合や、
無理なダイエット(断食ダイエット)などを行い、
急速に痩せる代わりに体内の脂肪が無理やり燃焼されて、
その結果、臭う原因となってしまう場合などがあります。
体臭は、身体に異変がある場合には特に強く臭う危険信号でもありますので、
最近特に気になるようでしたら、病的原因も考えられますので、
専門医に診察をして貰い診断をし早期発見し治療をしましょう。
香水
あなたが気に入って普段から付けている香水も、
もしかすると、車内や会社では、
「クサイ」
「キツイ」
「気持ち悪くなる」
と思われているかも知れません。
ものには限度と良く言ったもので、
香水はニオイが強いのですが、付けていく内に慣れてしまい、
物足りなくなってどんどん付ける量を増やしてしまいがちです。
現在、付けている量が適量なのかをもう一度意識し、見なおしてみましょう。
柔軟剤
最近では、様々な香りの柔軟剤があり、
そのどれもがかなり強い匂いが持続するものが増えています。
洗濯したての程よい石鹸の香りならば、万人受けするとは思いますが、
香り付き柔軟剤の匂いは、良いと思う人もいれば、不快に思う人もいます。
柔軟剤も、香水と同じ様に匂いに慣れてしまい、
ついつい多く入れてしまう場合があります。
最近の柔軟剤は少量でも効果がありますので、
少し控えめに入れても香りは残ります。
また、天日干しをされている方で柔軟剤の香りがあまりしないので
多く入れている場合であれば、
洗濯後に、風通しの良い部屋や、
エアコンや扇風機などを使い空気循環がされている部屋で
干して置くと柔軟剤の香りが残りますので、試して見てはいかがでしょうか。
スメハラの対策は一体どうすればいい?
原因でも紹介した通り、
慢性的な口臭で一番多いのが、虫歯と歯周病です。
これは歯医者さんで、適切な治療を行えば簡単に解決してしまうのですが、
すぐに口臭を消したい場合は、ミニサイズのマウスウオッシュで口内洗浄を行うと
一瞬で口臭を消してくれますので、お勧めです。
また、食生活(油っこい物の食べ過ぎ)や身体の洗いすぎによる原因もありますので、体臭の場合は、
汗は無臭ですが、雑菌が繁殖する引き金となり臭う事があります。
デオドラント剤なども良いのですが、面倒でもシャツや下着の着替えなどを
用意して着替えてしまう方が効果が期待できますのでお勧めです。
見直してみましょう。
香水や柔軟剤は、
付けすぎ、入れすぎが原因ですので、「適量」を見直せば良いのは、
もうお分かりでしょう。
まとめ
スメハラの定義である「クサイ」は、人によって違いますので、
なんとも言えない難しい問題です。
問題になっているからといって、気にしすぎはどうかと思いますが、
自分自身で自分の周りの臭いが気になる時には、他の人は10倍は「クサイ」と
思っていて間違いはないと思います。
一つのバロメーターとしては、あなたが他の人に話しかける為に近寄った時に
その人が身体を引くような仕草をしているのであれば注意信号です。
その時の対策をシッカリと行い「クサイ人」と呼ばれない様に
意識をもって生活をして行きましょう。