カビが大好きな場所は高温多湿の所です。
ですので、お風呂場やキッチンの水回り等にカビが発生するんですね。
しかし、梅雨時期には雨の影響で湿度が高くなりムシムシ、ジメジメして顔が痒くなったり身体全体がかゆくなったりしていませんか?
実はそのかゆみは皮膚の温度と湿度が高くなり、皮膚表面にカビが繁殖しているのかも知れません。
カビが原因で皮膚病を発生、悪化させない為にも、しっかりと対策をして行きましょう。
カビが原因の皮膚病とその他の病気は?
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
頭や鼻の周り等に痒みを伴い赤くなり、フケの様なものが付着する湿疹
でんぷう
シミのような茶色いものが広範囲に広がる(白くなる場合もあります。)
マラセチア毛包炎(まらせちあもうほうえん)
マラセチア真菌が毛穴に入り炎症を起こす皮膚炎
あせもや湿疹に似た赤いボツボツとした湿疹で
放っておくと全身に広がります。
アレルギー性気管支 肺アスペルギルス症
咳が止まらなく、タンが多く出る等の症状で、
喘息や夏風邪に似た症状が出ますが、
放っておくと、呼吸困難に陥り最悪のケースになる事もありますので
注意が必要です。
カビが原因による皮膚病はマラセチア真菌が原因
マラセチア真菌と言うカビの一種(酵母菌)は多くの人が持っている菌で、
普段は悪さをしない菌なのですが湿度や脂質のある場所では、
それを栄養分としてどんどん増殖していきます。
皮膚で増殖するマラセチア真菌は、毛穴の奥にある皮脂を栄養分として
生息しているため、皮脂が増えるとマラセチア真菌も増殖してゆきます。
すると皮膚に刺激を与えるようになり、かゆみを伴い頭皮では大量のフケが
出てしまうのです。
マラセチア真菌が増える原因としては、
不規則な生活や睡眠不足、ストレス等が挙げられています。
汗をかきやすい人、脂性な人はマラセチア真菌の栄養となる
皮脂が多く分泌されますので、こまめな洗顔などで皮膚を清潔に保ちましょう。
病気の原因となるカビの発生場所は?
- エアコン
- 洗面台
- 蛇口周り
- 食器洗い機
- 排水口
- 買い物バック(エコバック)
- 枕
- シーツ(敷布団やマット等)
- 除湿機
- マットレス
等には梅雨時期には凶悪なカビが潜んでいますので、
こまめな掃除・洗濯を心がけてカビを除去してゆきましょう。
枕は特に皮脂が付き易いですから、
枕カバーは洗濯をして、本体は天日干しをしましょう。
マットレスは除菌をする為にもスチームアイロンをかけると
滅菌ができますので、その後洗濯をすれば効果的です。
梅雨時期や夏に活躍する除湿機やエアコン本体は空気中の
湿気を吸収しますので、カビが発生しやすくて、
そのまま使用しているとカビを撒き散らす事になりかねませんので、
クリーニングを行いましょう。
自分では大変でしたら、ハウスクリーニング業者にお願いして
徹底的にクリーニングをしてもらうのも確実な方法です。
梅雨時期に咳が止まらないのであればカビが原因かも知れません。
カビが多く発生している時期はアトピー性皮膚炎をお持ちの方も
症状がひどくなるので、カビ対策をすぐに実行しましょう。