梅雨時期から夏にかけての5月~9月は湿気が多く気温も高いので、食中毒が起こりやすい時期です。
食中毒が怖いので梅雨時期と夏場のお弁当はお休みをしている方も多いいと思います。
ですが、給食がないお子様等にはそうも行きませんよね。
せっかく愛情がこもっているお弁当で食中毒が起きてしまったら本当に悲しいです。
だからこそ、弁当の防腐対策と保存方法を再認識し対策をして
大切な家族に安心してお弁当を持たせましょう。
食中毒の原因となる細菌の種類
お弁当で食中毒になる原因の細菌の種類は、
- ブドウ球菌(おにぎり、弁当)
- 腸炎ビブリオ(魚介類等)
- サルモネラ菌【O-157】(肉等)
- カンピロバクター(肉等)
上記の最近が体の中に入ると、
吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が出ます。
この細菌たちは37度前後が一番活発に繁殖しますが、
10度から60度までの温度でも細菌は増殖しています。
食中毒の原因となる細菌を抹消する為には、
75度で1分間以上の加熱処理と保存時に5度以下の冷却がポイントとなります。
お弁当を作る時の食中毒を防ぐポイント
食中毒を防ぐ為にはまずは清潔な環境を整えましょう。
調理器具や弁当箱を除菌洗剤できれいに洗いましょう。
弁当蓋のパッキンは細菌が繁殖しやすいので分解洗浄をしましょう。
定期的に弁当箱は煮沸消毒をして雑菌の繁殖を抑えましょう。
弁当を詰める前に弁当箱の中をキッチンペーパー等にお酢を含ませて
拭いておくと殺菌作用がありますので効果的です。
弁当のおかずのポイント
細菌の発生を防ぐ為には、おかずの汁物は大敵です。
- ほうれん草のおひたし等の汁はかつお節などで汁気を無くしてあげましょう。
- 前夜作ったおかずを使う場合は、必ずもう一度加熱処理をして冷ましてから詰めましょう。
- ハンバーグ等の肉類や魚類はしっかりと加熱する事。
- 冷蔵保存が必要な加工食品(ハム等)は加熱調理をしましょう。
- 炊き込みご飯や混ぜご飯は傷みやすいので控えましょう。
- 生野菜は入れない。(仕切り替わりに使わない)
そうは言っても彩が欲しい所です。
そんなときはシリコンバランをいれると彩が一気に良くなり
お弁当が華やかになりますね。
シリコン製バラン。洗って繰り返し使えます。シソのような形なのでお弁当や食卓の彩りに。シリ… |
煮物などは汁を固めるために片栗粉であえたりして
汁を無くすのが細菌の繁殖を防ぐコツです。
また、ご飯はおかずの準備前に弁当箱に詰めてよく冷ましましょう。
ご飯が暖かいままで蓋をしてしまうと、
細菌の繁殖原因となる水分が多くなりますので注意しましょう。
おにぎりの場合は握る時にサランラップで握る事で
細菌の付着を防ぎ衛生的です。
おかずに使える防腐剤代わりの食材
代表的なのは「梅干」これをほぐして
日の丸弁当にすると効果的です。
また、お酢、わさび、生姜、カレー粉等には
細菌の繁殖を防ぐ効果が期待できます。
ご飯を酢飯にして、おいなりさんや
海苔巻き等でお弁当を作ればお子様も喜びますし、
傷みにくくなりますので、お勧めです。
お昼まで、安全に保存する為に
朝作ったお弁当を保存するポイントは、
温度を上げない事。
この対策として、保冷袋に保冷剤をいれる方法もありますが、
お子様には、一口ゼリーを凍らせたモノを保冷剤として
使えば一石二鳥ですね。
また、保冷剤代わりでお茶のペットボトルを凍らせて置けば、
ランチ時に冷たいお茶も飲めて一石二鳥です。
食中毒の原因となる細菌の発生は保存時が一番危険です。
しっかりとお弁当を冷却をして愛情タップリのお弁当を
梅雨時や夏場でも持たせてあげて下さいね。